焼酎選びに活かせるラベルの読み方

以前、「日本酒選びに活かせるラベルの読み方」という記事を投稿しましたが、今回は「焼酎編」をご紹介したいと思います。

日本酒の原材料は「米」と「米麹」などが基本ですが、焼酎の場合「米」、「芋」、「麦」、「そば」・・・など、さらに麹についても「米麹」、「そば麹」、「芋麹」と、さらにその組合わせと原材料の種類が多いのが特徴です。

そういった理由もあり、日本酒のラベルとは異なる表記がされています。ラベルの情報を理解することで、その焼酎のおおよその味わいを推測できるかもしれません。

商品名:
その焼酎の商品名・銘柄。大抵の場合、一番大きく表記されています。

焼酎の種類:
使用原料が50%以上で、もっとも多く使用されている原料を表記。商品名の近くに表記されている場合が多い。例:「麦焼酎」、「芋焼酎」、「米焼酎」など

原材料名:
「麦」「米麹」など原材料を使用量が多い順に記載。水の記載はなし。原材料の品種や麹の種類まで細かく書かれている場合も多い。

アルコール度数:
25度が一般的。本格焼酎は45度以下と義務づけられている。それ以上になると酒税法上で「スピリッツ」に分類。

製造場所:
「薩摩焼酎」や「壱岐焼酎」など、焼酎の地理的表示が代表的ですが、それ以外でも「産地」や「名水地」などを強調したいときに「地域名+焼酎」のように表記。例:奄美焼酎、八代焼酎など

蒸留方法:
焼酎の蒸留方法には「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の2種類があります。前者は素材の持ち味を活かした昔ながらの製法で、後者はタンク内の気圧を下げて蒸留することでクリアな味わいを生みます。

貯蔵方法:
「かめ壺貯蔵」、「樫樽貯蔵」など特徴的な貯蔵方法をとっている場合に表記。例:「長期熟成」は3年以上貯蔵したものが50%以上使用されていること

特記事項:
造りのうえで特記すべき内容がある場合に表記される。例:無濾過、無調整、甕仕込みなど

本格焼酎、泡盛:
酒類の分類上、定められた原料で単式蒸留されたものだけが「本格焼酎」や「泡盛」など表記できる。これ以外は「甲類焼酎」、「混和焼酎」など。

以上が、焼酎のラベルに表記されている主な内容です。

焼酎は冒頭でも触れましたが、麹の種類が多いもの特徴です。ちなみに、多くの場合「米麹」が使われます。理由は焼酎造りに一番適しているうえに、コストもかからないからです。

さらに「麹」の中には「白麹」、「黒麹」、「黄麹」などの種類があります。それぞれにより焼酎の味わいも変わります。「芋焼酎で黒麹」、「米焼酎で麦麹」、「麦焼酎で米麹」などいろいろな組み合わせの焼酎が存在しているのです。

たまには焼酎を飲みながら、ラベルをゆっくりながめてみてはいかがでしょうか?意外な発見があるかもしれません。

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