焼酎のウンチク

日本酒と並ぶ日本古来の酒といえば『焼酎』。「醸造酒」と「蒸留酒」といった製法に大きな違いはありますが、どちらもおいしいお酒です。

今回はそんな焼酎についてのウンチクをまとめてみました。知らなくでも全然問題ないような、ちょっとマニアックなものもあえて含めてみました。気軽に楽しんでいただければ幸いです。

● 焼酎は2種類ある
焼酎には、製造される蒸留器の違いによって2種類あります。「連続式蒸留焼酎」と「単式蒸留焼酎」です。2006年までは酒税法上、前者を「甲類」、後者を「乙類」に分けられていました。現在でも、それぞれ「焼酎甲類」「焼酎旧乙類」や「旧甲類」「旧乙類」などといったりもします。当然ながら、あくまで蒸留器の違いであって品質の優劣ではありません。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

連続式蒸留焼酎:
連続式蒸留器で蒸留させ、アルコール度数36%未満にしたもの。原料は糖蜜、とうもろこしなど。化学的にも完全な蒸留なので、基本的に無味無臭で原料由来の風味も薄くなる。酎ハイやサワーのベース酒、梅酒の仕込みなどに使用されるホワイトリカーなどがこれにあたる。例:JINRO、トライアングル、純など

単式蒸留焼酎:
単式蒸留器で蒸留させ、アルコール度数45%以下にしたもの。原料は芋、米、麦、黒糖、そばなど。化学的にも(良い意味で)不完全な蒸留のため、もろみの原料の風味や味わいが色濃く残る。原料により、芋焼酎や米焼酎、麦焼酎などさまざまな焼酎となる。

● 本格焼酎とは?
単式蒸留焼酎の中で、「砂糖を不添加」「国税庁長官が定める原料のみを使用」「水以外の添加物を加えていない」といった3つの製造条件をクリアした焼酎。基本的にはラベルに表記されている場合がほとんど。

● 本格焼酎の蒸留方法は2種類ある
本格焼酎は単式蒸留器で造られますが、この蒸留器にも2種類あります。それは、昔ながらの「常圧蒸留機」と1970年代から普及した「減圧蒸留機」です。それぞれの蒸留方法を「常圧蒸留」「減圧蒸留」といいます。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

常圧蒸留:
もろみの入った釜やタンクの中に水蒸気を送り沸騰させ、立ち昇った蒸気を冷やして液化する。といった仕組みです。昔ながらの蒸留方法で、もろみの個性をしっかり引き出すシンプルで力強い方法です。芋焼酎や黒糖焼酎、泡盛などはこの蒸留方法が一般的です。

減圧蒸留:
もろみの入った釜やタンクの中を真空状態に近くしていき、その状態で蒸留を行う方法。低酸素状態では沸点が下がるので、もろみを通常よりも低温で沸騰させることができるので余計な雑成分が入りにくく、もろみの香りもとどめることができるので、比較的香りの良い焼酎を造ることができる。香りを重視した、麦焼酎や米焼酎などでこの蒸留方法を行う。

もちろん、こういった蒸留方法にも特別優劣はありませんが、蔵や製品のこだわりとなっている場合が多いのでラベルなどに大きく表記されています。

以上が、焼酎についてのウンチクです。

終わってみれば、結構マニアックな内容になってしまったようにも思います。ただ、こういった内容なども理解しておけば、もっと焼酎が好きになるかもしれません。覚えておいて損はないと思います。

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